教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は自己イメージを変革するためのエクササイズをやっていきました。意識のいちばん奥にある理想の自分になれるように、ぜひ毎日理想の自分を意識して演じるようにしてください。
今回は自分の現状を把握してそれを改善していくエクササイズをやっていきます。本日も張り切っていきましょう!
目次
現実把握の必要性
理想の自分になるためには、現在の自分を最善の状態にしていかなくてはなりません。そのためには自分の現在の状態を厳密に分析し、自分というものを見極めていく必要があります。
ピーター・ドラッカーは「未来を語る前に、今の現実を知らなければならない。現実からしかスタートできないからである」と言っています。また、ゼネラル・エレクトリック社の最高経営責任者を務めたジャック・ウェルチは「現実をありのままに受け入れなさい。過去の姿や願望は忘れるのです」と言っています。彼は、会議で目標や難題について議論する際には必ず現状はどうなっているかを確認していたといいます。現在の自分を最善の自分にしていこうとするなら、まずは現在自分がどこにいるのかということを、冷静な視点で分析していく必要があります。
たとえば、無駄遣いを減らそうと思ったら、まず初めにすべきことは、自分が月々に使っている金額の合計額の把握です。その金額を基準にして、自分が目標に向かって前進しているかどうかを見ていくのです。
無駄遣いを減らそうと思ったら、まず初めにすべきことは1日のうちで何にお金を使っているかの把握をしなければなりません。毎日何にどのくらいの金額を使っているのかを正確に割り出すのです。それを基にして、何を削るべきなのか将来の計画を立てていくわけです。
自己の業務レベルを時給で換算
先ほどは無駄遣いを減らすために使っている金額の割り出しについて述べましたが、収入の方も含めて厳密な計算をするほうが、今後あなたの資産を大幅に増やすための進展を望むことができます。
大半の人は自分の収入を年ごとか月ごとの単位で考えますが、これだと収入を分析して増やしていく方向にもっていくことはできません。より多く稼いでいる人は日給どころか時給単位で自分の稼いでいる額を考えます。
自分の現在の業務レベルがどのくらいなのかということを考えたとき、月単位や年単位ではこれを把握することはできません。しかし、これが時給になると、1時間にどのくらい稼いでいるかが分かりますから、自分がこなしている業務レベルをここで示される額によって把握することができるわけです。時給を割り出せたら、その額を稼ぐために自分がどんな仕事をしているのかを明確にします。すると、自分の現在の業務レベルがこれによって算出されます。もしこの時給をもっと上げたいと思うなら、現在の自分の業務レベルを上げていくしかありません。無駄に時間をかけてしまっている業務は今すぐに見直していく必要があるというわけです。
自分の資産を正確に算出する
自分が稼ぐ目標額を決めたら、次は自分にどのくらいの資産があるかをはっきりさせていくようにします。数年後に億万長者になることをめざすなら、現在自分がどのくらい貯蓄をしてきたか、現在の資産はどのくらいなのかを算出して割り出していくべきです。
この算出は正確にしていかなければなりません。大半の人は面倒くさがってこの算出をごまかそうとしますが、それではダメです。現在所有しているものを市場に出した場合にどのくらいの金額で売れるかの算出も行い、現在の資産を正確に割り出してみてください。
ここまですると、自分の現状が分かってきます。目標達成までに費やすつもりでいる年数も踏まえてみて、自分が立てた目標が現実的かどうかを判断してみてください。もし、目標が非現実的なものなら、もう一度自分と向き合って計算をし直し、新たに目標設定をしていくようにしましょう。
理想通りになった未来を思い描く
現在の自分の資産を算出することで、現在の自分の位置が見えてきます。さらにここまでどうやって来たのかもはっきりさせることで、今後どのような戦略をとっていくかが見えてきます。ですから理想通りになった未来の自分を思い描いてみてください。そして、それを現実にするために何がどうなっていればいいか考えてみてください。すると、新たな具体策も立ってくるはずです。この具体策はまた日々目標とともに書き出すようにしてください。
いかがでしたか?自分の現状把握は非常に大事です。確かに現実を直視するのは自分にとって辛い面もありますが、逆にこれが現在の収入を大幅に伸ばす原動力となっていきます。ですから現状把握はしっかり行い、目標に向かって努力してください。では、また次回お会いしましょう!!
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