◇9. 計画は毎日見直そう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴30年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は自分にとって本当に重要な業務だけに集中してそれ以外の他人からの業務依頼をいかにして断っていくかについて述べていきました。

 今回は「計画は毎日見直そう!」になります。新年や仕事始めに目標とその具体策を立て、それを進めるための計画をきちんと立てている方もおられるかと思いますが、計画は立てることに意義があるのであって、実際にそれを進めてみると想定外のことも出てきます。そんなときに計画を全く見直すことなくそのまま進めていると、目標達成どころか、目標達成から後退してしまうという事態に陥りかねません。

 そんなときに計画を毎日見直す癖をつけていると、その軌道修正がすぐになされることになりますから、目標達成への道のりがぐんと短縮され、目標の早期達成も夢ではなくなるのです。ということで今から計画を見直すためにどうしていくべきかについて述べていきますよ!!

計画をきちんと立てる

 まず、計画を見直すには計画を立てていないといけませんが、目標達成および具体策推進のための計画はきちんと立てられていますか?「実はまだ立てていない」という方も結構いるかと思います。このブログはそもそも目標達成するために書かれているものですから、ブログを読んでいる方は、だいたい目標や具体策を既に毎日紙(ノート)に書き出しているか、最近それをやり始めるようになった方が多いかと思います。目標や具体策を毎日紙(ノート)に書き出している方については、たとえ計画を立てていなかったとしても、自分の潜在意識に目標や具体策が書き込まれていっているので、それが行動に繋がって基本的に具体策が実行できているように思えます。ただ、計画がきちんと立てられていないことから、目標達成のための具体策ができたりできなかったりしていませんか?無計画だとなかなか思うようには進まず、できないことも多いかと思います。下手をすると、「やっている時間がない」という理由でやらないまま毎日が過ぎ去っているのではないでしょうか?

 これを解消するにはやはりきちんと計画を立てるのがベストです。計画の立て方はブログの「◇3. 今年の行動計画を立てよう!」で詳細に述べていますから、ぜひこちらをご覧になって計画を立てるようにしてください。

1日の中で計画を見直す時間を作る

 朝起きてから目標と具体策を紙(ノート)に書き出していると、それだけで30分くらい時間がとられますから、そんな状況で「計画まで立てている時間がない」と思っていらっしゃる方もいるかと思います。しかし、そこまでしっかり目標と具体策が立っているなら計画を立てるのはそんなに時間はかかりません。というのは、計画は「具体策をどの時間帯にどのくらいの時間をかけてやっていくか」を紙(ノート)に書き出して決めるだけだからです。

 ブログの「◇3. 今年の行動計画を立てよう!」で触れていますが、その日の行動計画は、計画ノートを目標ノートとは別に作って、計画ノートに具体策を書き出し、それを何時何分から何時何分までするのかを決めてください。時間は15分単位です。最初は時間がかかると思いますが、慣れれば10分もしないうちにできるようになります。そして、その行動計画の中に「計画を見直す時間」を30分~1時間設けてください。その時間帯を利用して、計画のみならず、具体策の内容や目標そのものの見直しも検討していくようにしていきます。

行動計画の見直しが目標達成をより加速させる

 日常生活を営んでいると、とにかく「時間がなくて自分がやりたいことをする時間を確保することができない」と悩まされることも多いかと思います。仕事をする上での時間の確保については、私のブログの「30. 計画を立てて休息をとろう!」で詳細に述べています。こちらもぜひ読んでいただき、しっかり時間の確保に努めるようにしてください。

 時間を確保するためのコツは、1日の計画を立てるときに最初から「何もしない空き時間」を確保しておくことです。もっといえば「仕事や具体策などを全くやらない時間を確保する」ということです。前述で「計画を見直す時間」と申し上げましたが、「何もしない空き時間」は別に休憩してゆっくり休んでいても構わないのです。

 たとえ業務時間内であっても、労働基準法第34条では、労働時間が6時間を超え8時間以下の場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩を与えなければならないと定められているわけですから、最低でも45分は休憩が取れるはずです。それ全部をくつろいで休憩するためだけの時間にすると暇をもてあそぶと思いますから、そこに「計画を見直す時間」を入れ込むと、その時間が確保できますよね。

 ここでしっかり計画が思うように進んでいないものとか、目標とは違った方向に進んでいるものを洗い出し、具体策の進め方、あるいは具体策そのものを見直していくのです。見直しをかけた具体策については、目標と具体策を書いた紙(目標ノート)に忘れないうちにそれを書き直します。すると、次の日からはその見直しをかけた具体策を実行することができますよね。そうすればあなたがその技能を身に着けるスピードを速め、あなたの目標への達成がより加速されていくようになるのです。

 以上になります。今回はあなたの人生の目標をより早く達成させるためにどうやって毎日の計画を見直していくかについて述べていきました。アメリカの経営コンサルタントであるイチャク・アディゼスは言います。「計画するということは、今日、何を変えるべきか決めることである。そうすれば明日は昨日と違ったものになるだろう。」と。

 必要な技能を身につけるためにコツコツと地道に努力し続けていかなければならない具体策もありますが、変えていかなければならない具体策はすぐにでも変えていく必要があります。その「何を変えるか」については、前日の段階で「計画を見直す時間」を設けていれば、その時間にしっかりと新たな具体策について考えることができているので、その日の計画を立てる段階で考え出した具体策に変更することができます。それができれば、あなたのその技能を身につけるスピードを加速させて、目標達成にもぐんと近づけることができるのです。ですから計画はぜひ毎日見直すようにしてください。それでは、また次回お会いしましょう!!

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