教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、仕事で誰も見ていない状況になったときにサボったり手を抜いたりしていては顧客や上司、周りのスタッフからの信頼を失ってしまいますが、このようなズルをしないようにするためにはどのようにすればいいかについて述べていきました。
今回は「真似をされる人物になろう!」になります。どこの職場にも仕事が迅速かつ丁寧で顧客にかなり信頼されている人がいますよね。そういう人には憧れを抱きますし、思わずそのやり方を真似したくなってきます。そういう人物にあなた自身がなれたらいいですよね。今回はそういう周りから真似をされる人物になるにはどのようにすればいいかについて述べていきますよ!!
目次
高い目標を持っている
まず、周りから真似をされるような人物というのは高い目標を持っています。今後どういう役職に就きたいのかとか、どのくらいの報酬を得たいとかなど、会社が示した目標以外に自分の目標をきちんと持っています。それもスケールがかなり大きい目標を持っているのです。その上でその目標を達成するために大きな目標の中に小さな目標を立て、その具体策と計画を立てて毎日着実に実行しています。だから常にやる気のオーラが感じられ、その人についていきたくなってくるのです。目標の立て方については、私のブログ「◇1. 今年の目標を立てよう!」で詳細に述べていますから、目標をまだ立てていない方はこれを参考にしてぜひ目標を立てるようにしてください。
行動が積極的
周りから真似をされるような人物の行動はかなり積極的です。仕事も上司からの指示を待つだけの受け身の仕事をするのではなく、「何か私に手伝えることはありますか?」と上司に言って自分から仕事を取りに行きます。すると、上司は自分のやっている仕事を振りますから、そこでその上司がやっている仕事を覚え、その役職の仕事ができるようになってきます。すると、いつその役職に昇進してもおかしくない状態になってきますよね。このように上司から積極的に仕事を取っていくことは、あなた自身が昇進する上でも非常に大切なことになりますから、上司からどんどん仕事を取っていくように努めましょう。
常に改善に努めている
周りから真似をされるような人物は、たとえルーティン業務であっても同じことを繰り返すのではなく、「どうやったらもっと効率よくできるか?」を常に考えて行動します。だから仕事をするスピードがどんどん上がっていくのです。すると早く仕事が終わるので、前述のように上司の仕事を手伝う時間の余裕もできるわけです。ですから、同じ作業でも「ただこなすだけの業務」にするのではなく、常に「どうすればもっと速くできるようになるか?」とか「やらなくてもいい作業は何なのか?」とか「仕事をどう分担するのが最も良いか?」などの改善策を考えてそれを実行していくので、業務のスピードが格段に上がっていくのです。あなたもこういう改善策は常に考えて実行するようにしてください。
リーダーシップが取れる
模範的な行動がとれる人物は、前述のように行動が積極的ですから「いつ何をどのように進めていくか」という業務内容もすぐ把握してしまいます。すると、誰が何をしたらいいかという提案もできるようになるので、自然にリーダーシップが取れるようになります。そうなると、その部署の誰もが認めるリーダーへと昇進していくのです。このようなリーダーになれる人物というのは誰もが憧れますし、真似をしたくなってきますよね。
他人のミスに寛容
まわりから真似をされる人物というのは他人のミスに対してかなり寛容です。ミスをした本人を責めるのではなく、何が原因でそのミスを発生したのかを分析し、今後そのミスをさせないための具体策を本人に考えてもらうのです。それにより本人に気づきが生まれ、今後そのミスはしなくなっていくようになります。もしこれを叱責してしまうと、本人のモチベーションが下がってそれを改善しようとする意欲もなくなってしまうので、また同じミスをしてしまう可能性が高くなります。ですから「誰でもミスはする」、「失敗は成功のもと」と考え、ミスをした本人に寛容な態度をとることは非常に大事になります。
失敗しても回復が早い
失敗しても回復が早い人というのは、見ていて自分も嬉しくなってきますよね。やはりこういう失敗してもすぐ起き上がる人物は、真似をされる人物になっていきます。やはりこうした失敗してもすぐに回復できる人物になる努力は必要です。ちなみに失敗してなかなか立ち直れないときどうやったらそこから回復して前向きに取り組んでいけるようになるかについては、私のブログ「◇67. 敗北感を克服しよう!」で詳細に書いていますから、ぜひこちらも併せてご覧になってみてください。
真似をされることに好意的
成功できる人物というのは、自分の後に続いてくる人のことを好意的に見ています。すなわち、自分の真似をされることに対しきわめて好意的なのです。
逆に成功できない人物ほど、自分の真似をされることを嫌がります。そういう人物は劣等感が大きいので「自分のやり方が優れていると思われたい」という気持ちが強く、そのやり方を真似されたら自分の優位性がなくなるという恐れを抱いているので、真似されることを極度に嫌がるのです。
成功できる人物は、そもそも成功者のやり方を真似てやってきたという経緯があるので、後に続く人にもそうなってもらいたいという気持ちを抱いているのです。ですから成功者はどんどん自分のやり方を真似てほしいと思っています。「成功者に学べ」というのは、まさにそういう自分の真似をすることを好意的に捉える成功者の心構えがあるからこそ言われているものなのです。ですからもしあなたのやり方を真似する人物が出てきたら「ついに私も真似をされるような人物になれたんだ!」と大喜びしてください。
以上になります。今回は自分自身が他人から真似をされる模範的な人物になるためにはどのようなことをしていけばいいかについて述べていきました。このような模範的な人物になるためには、高い目標を持ち、行動が積極的で、ルーティン業務であっても常に改善に努めています。さらには部署内でリーダーシップを取ることができ、失敗しても回復が早く、自分のやり方の真似をされることにかなり好意的になっているのです。あなたがこういう人物になることができれば、確実に周りの人が憧れるようになり、あなたのやり方を真似する人が出てくるようになります。ぜひ今回の内容を実践してあなたのやり方を真似をされる人物になってください。ではまた次回お会いしましょう!!