◇69. ズルはやめよう!    

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴30年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、顧客から信頼されるようになるためには報酬以上の仕事をしていくことが必要になりますが、それを継続的に行うために「ほんの少しのサービス」をどのようにすれば継続的に心掛けていけるようになるかについて述べていきました。

 今回は「ズルはやめよう!」になります。毎日のルーティンワークで忙しい日々を過ごしていると、つい何かで手を抜き、それをいかにもやっているように見せようとするズルをしたくなってきますよね。ただ、これをしていてあなたが得をすることはありません。では、今からどのようにすればそういったズルをしたいという考えになってもきちんと業務を行えるようになるかについて述べていきますよ!!

仕事は誰のため?

 あなたが現在仕事をしている目的は何でしょうか?大半の方は「お金を稼ぐため」、「生活費を稼ぐため」、「家族を養うため」といった「報酬が目的」となっているかと思います。これはこれで構わないのですが、この「報酬が目的」というのは「自分がお金を得る」ためなのであり、考え方としては「自己中心的」な考え方になってきます。

 こういうことを言うと「それは違う!家族や愛する人のためにお金を稼ぐのだから自己中心的な考え方ではない!」と反論したくなるかと思います。ここで「仕事は誰のため」なのかを真剣に考えてみてください。家族のためにするのでしょうか?愛する人のためにするのでしょうか?自分の生活費のためにするのでしょうか?ここで「肝心な誰かが抜けている」ことに気づいていますか?そうです。顧客です。仕事というのは「顧客のため」にするのです。

 あなたが報酬をもらえるのは、顧客がお金を支払ってくれるからですよね。だから仕事をする上で最も大切な心構えは「顧客のために仕事をする」ことになります。このことが分かっているようで、実は普段全然意識できていない人が大多数の数にのぼります。大半の人は前述のように「報酬のため」に仕事をしているために、「報酬以上の仕事はやりたくない」と考えがちです。ところが、これを「顧客のため」に仕事をすると考えるようになると、顧客が望んでいることを第一に考えるようになってきます。すると、顧客が喜ぶためなら報酬以上の仕事も喜んでするようになってきます。そうなると、顧客からの信頼感がかなり増すようになりますから、あなたにつく固定客も増えてくるようになります。すると、あなたの報酬が上がっていくことは間違いないものになっていきますよね。ですから、あなたが仕事をする目的は、「報酬のため」ではなく、「顧客のため」と考えるようにしてください。

褒められたいと思う仕事からの脱却

 多くの人は自分がやった仕事のいいところを褒めてほしいと思っています。要は「自分を評価してほしい」ということです。「褒めてほしい」というのは自己中心的な考えにほかなりませんから、この思いが行き過ぎるとズルをすることに繋がります。たとえば、自分あるいは自分が所属する部署の数値をよく見せるためにアリバイ工作をしたり、粉飾をしたり、自分がした失敗を隠すような行為がそれに当たります。

 しかし、こういうズルをしていいことは1つもありません。それどころかこれがばれたら顧客や上司や周りのスタッフからの信頼を失ってしまいます。ここで考えていただきたいのが仕事というのは「自分が褒められるため」にするものではないということです。前述したように仕事は「顧客のために」するものです。まだズルをしないで正々堂々と仕事をして褒められるというのはいいことですが、ズルをして「実力が伴わない自分」を褒められたとしても、心底から嬉しいとは思えないはずです。ズルをしている分、心の中にやましさを抱えてしまいますから、それはずっと消えることなく「ズルをした自分」という事実だけが残っていくのです。ですから自分が褒められたいと思う仕事は一切行わないようにしましょう。

誰も見ていないところできちんとする

 誰も見ていないと仕事をサボったり、適当に進めたり、力が抜けてダラダラと仕事をしてしまうというのが普通の人の心情です。こういう行為もズルの一種になります。仕事をする上で大事なのは、「仕事の管理者は誰なのか?」ということです。それはほかならぬ「自分自身」になります。こういうサボったり適当に進めていた行為をごまかすために、いかにも仕事をやっていたかのようなアリバイ工作をして真実を隠すのです。

 これも上記と同様ばれたときにあらゆる人からの信頼を失います。たとえ誰一人そのサボっている様子を見ることがなかったとしても、自分の技能レベルが何一つ上がっていかないので、結局サボっていたことがばれてしまうのです。

 仕事というのは、基本的には「顧客のため」ではあるのですが、顧客のためにサボることなく集中して働くという行為は、自分自身の技能レベルを上げていくことにも繋がるのです。であれば、誰も見ていないからこそ、きちんと仕事をするほうが顧客からも上司からも周りのスタッフからも信頼されて評価も上がるようになってくるのです。

成功する人はズルをしない

 成功する人にズルをする人はいません。ズルをして自分を大きく見せても、それは実力を伴わない「偽りの自分」に過ぎませんから、実力のない人が成功できるわけがないのです。あなたが本当に成功したいと思うのなら、ズルは一切しないことです。常に「顧客のため」を思い、顧客のために一生懸命仕事をするのです。そういう姿勢は自分が作った商品にも表れてきます。すると、その商品を欲しがる人はどんどん増えることになりますよね。ですから、ズルをすることなく一生懸命仕事に取り組むようにしてください。

 以上になります。今回は顧客や上司、周りのスタッフから信頼される人になるために、どのようにすればズルをすることなく、自分の仕事に真剣に取り組むことができるようになるかについて述べていきました。

 前述のように、「報酬のために」仕事をするという考え方は自己中心的な考えとなりますからこういう考え方ではなく、「顧客のために」仕事をする姿勢が大事になってきます。また「褒められたいと思う業務」はズルをすることにも繋がってきますし、誰も見ていないところでもサボるなどのズルをやりがちになってきます。ここで考えるべきは「成功者にズルをする人はいない」ことで、あなたが本当に成功したいと思うのなら、ズルを一切しないで仕事に励むことです。これにより、あなた自身の成功への道が開けてきます。ですから今回書かれてある内容をぜひ実践してズルをしない仕事に励むようにしてください。ではまた次回お会いしましょう!!

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