◇66. 仕事で『役に立とう』という意識を持とう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴30年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、自分が本当に仕事ができる人になり、リーダーとして部下に雑用のやり方がきちんと説明できるようになるために、どのようにすればいわゆる「雑用のプロ」になることができるかについて述べていきました。

 今回は「仕事で『役に立とう』という意識を持とう!」になります。上司にもいろいろな上司がいますが、あなたは上司からの指示や依頼に対し、どのような気持ちを抱いていますか?「嫌だなあ」とか「面倒くさいなあ」というマイナス感情を抱いたりしていませんか?このようなマイナス感情を抱いていると、その感情が上司に伝わりますし、仕事も嫌々するのでいいものに仕上がりません。そうなると、あなた自身の評価にも響いてきますよね。であるならば、上司の「役に立とう」という気持ちで引き受けるようにしたほうが圧倒的に印象が良くなりますし、仕事の仕上がりもより良いものになってきます。今回はどのようにすれば上司や周りのスタッフの「役に立とう」という意識になり、前向きに取り組めるかについて述べていきますよ!!

積極性を持つ

 あなたは、上司から「誰か~してくれる人はいませんか?」と言われたとき、どのような反応をしますか?ここで圧倒的に多いのが、「誰かが手を挙げてくれるのを待つ」です。その理由は簡単で、「自分のことで手一杯でそれどころではない」とか「これ以上余計な業務を増やしたくない」になります。ここで、あなたがその上司の立場だったら、そのような部下の姿勢をどう思うかということを考えてみてください。せっかく部下の積極性を見ようと思って手を挙げてくれる人がいないか聞いてみたのに、もし誰も手を上げなかったら誰かを指名せざるを得ないですよね。

 逆にもしそこでそのうちの1人が手を挙げてくれたら、「すごく嬉しい」気持ちになりますよね。すると、それ以降に上司は手を挙げた部下にどんどん重要な業務を任せるようになり、その部下が異例の出世をすることにも繋がってくるのです。

 このように積極性を持つことは上司から信頼され、あなた自身が昇進していくことに繋がります。そういう異例の出世ができれば、あなたの収入も大幅にアップできますよね。だから積極性を持つことは大事なのです。

部下を評価するのは今の上司

 上記のように上司から信頼されることが大事であると言うと、「私の上司はそんな適正に評価する人ではない」とか「上司が仕事ができない人だからそこまでの権限を持っているはずがない」とか「自分が面倒だと思う仕事を部下に押し付けているだけだからいうことを聞く気になれない」とか「あんな上司の言うことを聞いていたら周りから『上司の犬』みたいに思われるので嫌だ」というようなことを言ってくる人は結構います。しかし、ここで考えていただきたいのが、どんな上司であれ、部下のあなたを評価するのは「今のあなたの上司」であることです。これはその上司が今のままで続く以上、どう頑張っても変えられません。そうであるならば、上司の指示に従い、依頼を快く受けるほうが賢明だと思いませんか?あなたは何よりも「自分自身の成長」を第一に考えるべきで、上司からの指示や依頼をできるだけ「迅速かつ丁寧に」こなすことをすべきなのです。それが上司ばかりでなく、周りのスタッフや顧客からの信頼にも繋がってきます。そういう信頼を勝ち取ることで、上司からの高い評価を受けることができますから、あなたが異例の昇進を果たせることにも繋がるのです。ですから、どんな上司であれ、その指示や依頼を快く引き受けて業務をこなすようにしてください。

打算的な考えは捨てる

 上司の指示や依頼を快く引き受けることは大事ですが、その際「その上司に取り入って重要なポストをもらおう」などという打算的な考えは持たないほうがいいです。というのは、そういう考えを持っていると、すぐに見破られるからです。もしそうなってしまうと、重要なポストどころか、現在のあなたの地位まで他の人に奪われることにもなりかねません。ですから、そういう打算的な考えは捨て、あくまでも上司に指示されたり依頼されたことを迅速かつ丁寧に行うことだけを心がけるようにしてください。

 「役に立とう」という意識を持つ

 前述までのところで上司の指示や依頼を快く引き受けることが大事であることはお分かりいただけたかと思います。そこで普段から持っておいたほうがいい意識というのが上司や周りのスタッフの「役に立とう」という意識です。このような意識を持っている人は非常にありがたいですよね。何かで困ったときに頼りになる存在ほどありがたいものはありません。それにあなた自身がなるのです。それも何かの見返りを求めるのではなく、ただ上司の「役に立とう」という意識で業務を行うのです。そういう意識を普段から持っていたら、もし上司が「誰かこれを手伝ってくれる人はいませんか?」と言ってきたらいちばんに手を挙げたくなってきますよね。それによって上司はあなたを頼りにするようになり、あなたに手伝ってもらうことが多くなってきます。そうやっているうちに上司はあなたを信頼し、あなたに重要な仕事を任せるようになってくるのです。これが重要ポストの異例の抜擢とか異例の昇進に繋がってくるというわけです。

1日1つは自分の業務以外の業務をすることを心掛ける

 毎日のルーティンワークで、与えられた仕事をやるだけでは、仕事はつまらないものになりますよね。そこで「役に立とう」という意識で、1日最低1つは自分に与えられていない業務をすることを心掛けるのです。すると、必然的に毎日「報酬以上の仕事」をしていることになります。この報酬以上の仕事をするというのは非常に大事で、これを毎日する癖をつけていると、あなたはそれをした分だけその技能が身についていきますし、上司や周りの人からもかなり感謝されるようになりますから、これもまた異例の昇進に結びつくことにもなっていきます。「報酬以上の仕事」というのはそれだけのものをもたらすのです。大半の人は「報酬以上の仕事なんてただ働きになって自分が損をするだけだからやりたくない」と思っているのであり、この気持ちが報酬を「現在のまま」にとどめ、昇進を妨げているのです。今の報酬以上の報酬をもらいたいのであれば、それだけ短時間に多く働くことができる技能が当然必要になってきます。「報酬以上の仕事をする」というのは、結局は自分の技能を高めることになるわけですから、その分だけ報酬が上がるのは必然と言えるのです。ですから1日1つは自分の業務以外の仕事をすることを心掛け、自身の技能を高めることに繋がる「報酬以上の仕事」を毎日するようにしてください。

 以上になります。今回は同じ仕事をするなら「役に立とう」という意識でしたほうが上司や周りのスタッフからも信頼されて自分の報酬アップに繋がることから、どのようにすれば「役に立とう」という意識を持って業務に励むことができるかについて述べていきました。

 前述したようにまずは業務に対して積極的な姿勢を持つことが大事になります。その上でどんな上司であっても「評価者は今の上司」である現実を直視して上司の指示や依頼を快く受けるようにし、いいポストをもらおうなどという打算的な考えは捨て、常に「役に立とう」という意識で、1日1つは自分がする業務以外の「報酬以上の仕事」をするようにしていくことができれば、あなたは間違いなく上司や他のスタッフから信頼され、頼られる存在となっていきます。そうなれば、あなたの異例の昇進で報酬の大幅アップも夢でなくなってくるのです。ですから今回述べた「役に立とう」という意識を持って、毎日の業務に励むようしてください。ではまた次回お会いしましょう!!

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