◇61. 部下の挑戦を歓迎しよう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴30年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、顧客に適切なアドバイスをして顧客をリードできる存在になるためには自分自身がリーダーになる必要が出てきますが、いったいどのようにすれば成功できるリーダーになれるのかについて述べていきました。

 今回は「部下の挑戦を歓迎しよう!」になります。現時点で部下を持っている人と部下は持たないが後輩がいる人がいるかと思いますが、「リーダーになりたい」という気概を持つ人なら誰でも現在のリーダーがしていることに挑戦したいと思っています。そんなとき、あなたが自分の地位を奪われるのではないかという恐れを抱いているなら、いずれはそれが現実になることを覚悟しなければなりません。そうであるならば、部下の挑戦を恐れるのではなく、むしろ歓迎するようにしていくほうが「有能な部下を育てた」として、あなたもさらに上のステップにいけるチャンスが出てきます。では、今から具体的にどのようにすれば、部下の挑戦を歓迎して有能な部下を育てることができるかについて述べていきますよ!!

部下がどうなりたいのかを把握しておく

 あなたの部下がどんなことに挑戦しようとしているのかをきちんと把握しておくことは大事です。これをもし「多分これになりたいのだろう」とあなたの勝手な憶測で考えていると、必ずそこに齟齬が生まれます。そうなると、せっかくあなたは部下を良い方向へ導こうとしたとしてもそれは逆に不信感に繋がります。そうなってしまうと、それはあなたの評価にも響いてしまいますよね。ですから、部下ときちんと話をする時間をとって、どうなることを希望しているのかをきちんと把握するようにしておきましょう!

部下の要望に沿ったアドバイスをする

 部下が何のリーダーになりたいのかを把握したら、今度はそうなれるようなアドバイスをしていきます。そのリーダーになるためにはどんな技能が必要なのか、どういう心構えが必要なのか、顧客に対しリーダーとしてどんな対応することが求められているのか等のアドバイスができればよいです。具体的には以下のようになります。

①感情のコントロールができること

 これは最も大事なことで、リーダーが自分の感情に左右されていたら部下はたまったものではありません。そういった常に顔色をうかがわなければやっていけないような人はリーダー失格です。リーダーは自分の感情は常にコントロールし、前向きに部下を引っ張っていける存在である必要があります。

②どんなことにも挑戦していく勇気を持っていること

 リーダーがどんなことにも挑戦する勇気を持っていれば、少々の失敗もへこたれませんし、部下の挑戦も歓迎できるようになります。こういうチャレンジ精神を持ったリーダーには誰もがついていきたいと思える存在になってきます。

③強い正義感をもっていること

 リーダーが不正を働いたり、ずるいことを平気でしていると、誰もそのリーダーについていかなくなります。正しいことをきちんとする正義感を持ってこそ、周りから尊敬されるリーダーになっていくのです。

④計画性を持っていること

 リーダーは常に長期的な計画と短期的(1日)の計画をきちんと立てていて、計画通りにいかないときは柔軟に対応して、できなかったことをどこかで埋め合わせしたり、逆に早く進めたりするようなことができることが求められます。

⑤強い決断力を持っていること

 リーダーが優柔不断だと、大事な取引でチャンスを逃したりするなど、会社に大きな損害をもたらすことがあります。リーダーの強い決断力が会社の命運を良い方向にもっていくことに繋がっていくので、断固たる決断ができるように、それに関連することを徹底的に調べ上げるなどの姿勢を常に持ち、確信ある決断ができるようにしておくことが大事になってきます。

⑥部下にする配慮があること

 これがかなり大事で、リーダーになると「部下にはすべて指示通り動いてもらわないと困る」という考え方になりがちです。しかし、部下は「こうしたほうがいい」「こうしたほうが効率的だ」という考えを持っているものであり、それを部下が言ってきたときにリーダーが自分のやり方を押し通すようであれば、部下はそのリーダーの言うことをしだいに聞かなくなってきます。やはり、部下の意見にはしっかり耳を傾け、それが良いアイデアであれば、それを積極的に導入していく姿勢が大事になります。

⑦責任感があること

 優れたリーダーになるためには部下のしたことにも責任を持てるようになる必要があります。部下の失敗は厳しく叱責し、部下の手柄は自分の手柄として横取りするようなリーダーは部下からも顧客からもさらには上司や周りのスタッフからも信頼されません。逆に部下が過ちを犯したときは自分の過ちだとして報告し、部下の手柄は大いに称えて部下の手柄だと報告するリーダーは、責任感が極めて高い素晴らしいリーダーです。こういうリーダーは顧客からも上司からも周りのスタッフからも信頼されるようになるのです。

 このように前述した7つの観点が部下に備わるようになってくると、その部下はリーダーとしての素質は十分です。ですから、あなたは部下育てていくときには上記の7つの観点をもって育てるようにしてみてください。

顧客が期待していること以上の仕事をさせる

 そして、部下がリーダーになることを希望して挑戦しようとしているときに、部下のその挑戦を心から喜び、部下をその顧客から絶大なる信頼を得るリーダーに育てるための最高のアドバイスは、「顧客が期待する以上の仕事をせよ」になります。顧客は仕事の依頼をすると、必ず「このくらいできていたらいいな」という期待をもっているものです。その期待通りの仕上がりだと「この人にやってもらってよかった」とは思われますが、そこに感動はありません。もし、顧客から感動されたいと思うなら、顧客の期待以上の仕事をすることです。そのポイントは「迅速かつ丁寧な仕事」になります。もし、顧客が部下に依頼した仕事が、顧客が想定しているよりも早く仕上がり、かつ顧客が想定しているよりもかなり丁寧な仕上がりになっていた」としたら、「こんなに早くしていただいた上にここまで丁寧にしてくださったのですね!」と部下に対し、かなり感動することは間違いないです。通常は、仕事が速いと雑になり、丁寧だと遅くなるので、その両方を満たすというのはめったにないのが現状です。その「迅速かつ丁寧な仕事」を自分に対してやってくれたということになると、顧客は本当に感動するのです。ですから部下を顧客に感動させたいと思うなら「迅速かつ丁寧な仕事」をすることを奨励してください。それによって部下の顧客からの信頼度は間違いなく大きなものとなって返ってきますよ。

 以上になります。今回は部下がリーダーになることを希望して挑戦しようとしたときは、部下のその挑戦を心から喜び、さらには部下を有能なリーダーへと育てていくにはどのようなことをしていけばいいかについて述べていきました。

 前述したようにまずは部下が望んでいることを把握し、自身の感情のコントロールができ、チャレンジ精神を持ち、強い正義感や決断力を持ち、部下に配慮することができ、部下の責任を自分の責任できる人に育てていくことが大事になってきます。さらには顧客が期待する以上の仕事ができるようになれば、部下は顧客から絶大な信頼を得るリーダーとして成長することができます。有能な部下を育てられる人というのは本当に素晴らしいリーダーです。ですからあなた自身が有能な部下を育てられるリーダーになってください。ではまた次回お会いしましょう!!

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