◇52. リーダーには賢明に仕えよう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴30年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は自分の目標達成のために必要な信念をどのようにすれば、失敗や不安などを跳ね返せることできるように強く育てていくことができるかについて述べていきました。

 今回のテーマは、「リーダーには賢明に仕えよう!」になります。リーダーというのは、会社組織で言うなら社長、専務、常務、本部長、次長、課長、主任、チームリーダーなどが挙げられるが、ここで言うリーダーはあなたの「直属の上司」のことを指します。リーダーに懸命に従うことのできる人というのは、次のリーダーになることができますし、また顧客からも信頼される人にもなってきます。ただ「賢明に仕える」と言っても、どうしていくのが賢明なのかを間違えると、逆に上司からも顧客からも信頼されなくなってしまいます。今からリーダーにどのようにしていけば懸命に仕えることができるかについて述べていきますよ!!

自分がリーダーになる気概を持つ

 まず、リーダーに賢明に仕えるために持たなければいけない気概というのは、「自分がリーダーになること」です。自分が職場のリーダーになることの必要性については、私のブログ「◇24. 自分を売り込もう!」で詳細に述べていますので、こちらも併せてご覧になってください。リーダーになるとどういうメリットがあるかと言いますと、「責任感が強くなってくる」ので、顧客や部下から信頼されるようになってきます。もちろん、信頼に足る言動が必要になりますが、この「責任感が強くなる」というのは、他人から信頼されるための第一要素になってきます。顧客も自分が依頼したものに対して責任を持ってやってくれる人には安心感が出てきます。だからこそリーダーになる必要があるのです。リーダーになれば従属者(部下)でいるよりも当然収入も上がってきます。ですから、まずは自分自身がリーダーになる気概を持つようにしてください。

リーダーから指示されたことには「すぐに」取りかかる

 みなさんはリーダー(直属の上司)から何か仕事を依頼された場合、それをすぐに取りかかっていますか?自分がそのとき抱えている仕事の方を優先し、リーダーから依頼された仕事を後回しにしていませんか?もちろん優先順位は考えないといけません。優先順位を考えた結果、現在自分が取り組んでいる業務の方が優先度が高いのであれば、それを続けても何ら問題はないかと思います。しかしそうではなく、リーダーからの依頼を「面倒臭い」と考えて後回しにするのはいちばんやってはいけないことになります。そのような業務をしている人にはリーダーは当然厳しい見方をするので、評価も低くなってきます。そうなると、その部下は出世も昇給も厳しくなってきますよね。ですから自分がそのとき取りかかっている業務がそれほど優先度が高いものでないのであれば、リーダーから依頼された仕事の方を優先し、「すぐに」取りかかることが何よりも大事になってくるのです。

優先順位のつけ直しを行い、その場で計画を立て直す

 前述ではそのとき自分が抱えている仕事がそれほど重要なものでなければ、すぐにリーダーから依頼された仕事に取り掛かることが重要だとお伝えしました。では、実際現場でリーダーから仕事の依頼を受けたときにどのようにしていくのがベストかと言いますと、①リーダーにその締切がいつなのかを確認する、②仕事の優先順位を考えてその順位のつけ直しを行う、③その優先順に従って、何をどの時間帯で進めていくかの業務計画を15分刻みで立てる、④その業務計画に従って仕事を進める、⑤その日の進捗状況の報告、になります。

進捗状況をきちんと伝える

 前述の最後で、⑤その日の進捗状況の報告と言いましたが、実はこれが極めて重要であるにもかかわらず、結構できていない人が多いです。というのは、「依頼された仕事が完了した時に報告すればいい」ということを大半の人が思っているからです。依頼された仕事がその日のうちにすぐできるものであればそれでいいですが、そうでなく数日かかるものの場合は、リーダーもそれがどこまでできているのかは気になります。それを言われなくても自分から進捗状況を報告してくる部下にはかなりの安心感が出てくるのです。これによってその部下のリーダーからの信頼度はかなり増すようになってくるのです。

迅速かつ丁寧な仕事を心掛ける

 リーダーから依頼された仕事は仕上りが早ければ早いほどいいです。かつそれが丁寧であることが重要です。すなわち「迅速かつ丁寧な仕事」を心掛けて行うということです。この「迅速かつ丁寧な仕事」というのは、リーダーからもそうですが、顧客からかなりの信頼を得ることになります。あなたが顧客の立場になって考えていただければ分かるかと思いますが、自分が依頼したことが思ったよりも早く仕上がり、かつそれがかなり丁寧な仕上がりだったものを受け取ると、「こんなに早く終わって、しかもここまで丁寧にしてくれるなんてすごすぎる!」という感じで間違いなく感動してくれますよね。「迅速かつ丁寧な仕事」というのはそこまでの威力があるのです。ですから、とにかく15分刻みの綿密な計画を立てて「集中した業務」を行い、迅速でしかも丁寧な仕事を常に心がけて実行するようにしてください。

良いと思ったことは提案する

 リーダーから依頼された仕事をすぐに取りかかって、迅速かつ丁寧な仕事で早く完了させることは大事なことではありますが、これだけだと、「依頼されたことをこなすだけの人」になってしまいます。顧客から信頼される人というのは、「依頼されたことをこなすだけの人」だけではダメで、かつ「良いものを提案してくれる人」でもなければなりません。ですから普段の業務でも、あなたは自分から良いと思ったことはリーダーに提案できるようになっておく必要があります。リーダーにとってもそういう提案してくれる人が部下にいてくれるというのは非常にありがたいのです。リーダーも自分の仕事を抱えながら、そのチーム内の部下の仕事の進捗状況を把握し、部下を育成し、顧客の対応を行い、自分の上司への報告・提案も行う必要があるわけです。良いと思ったことの提案というのは、そのチーム内の全体の成績向上にも繋がってくるので、あなたがそのアイデアを提供していくというのはリーダーにとって大助かりになります。ですからもしそのチームの成績が向上して、そのチームのリーダーがさらに上のポストに昇進すれば、今度は今まで迅速かつ丁寧な仕事を行い、良いと思ったことを提案してきたあなた自身がそのリーダーのポストに就くようになるのです。このようにあなたがリーダーに懸命に仕えるようにしていると、あなたが次のリーダーとして活躍できるようになっていきますね。

 以上になります。今回は、顧客から信頼されるようにするためにはリーダーに賢明に仕えることが大事になってきますが、どのようにすればそうなれるかについて述べていきました。前述のように、まずは自分がリーダーになる気概を持ち、リーダーから仕事の依頼を受けたら抱えている業務の優先順位のつけ直しを行い、15分刻みで業務計画の立て直しを行い、迅速かつ丁寧にその仕事を進めていくようにし、これに加えて良いと思ったことはリーダーに提案していく姿勢をあなた自身が持てるようになれば、リーダーからも顧客からも信頼されるようになれます。ですから今回の内容はぜひ毎日実行し、リーダーに賢明に使えるようにしてください。では、また次回お会いしましょう!!

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