教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回はその日の良かったこと、イマイチだったことを振り返り、それを新たな具体策として立てていくことで、いかに目標を達成していくかについてのエクササイズをやっていきました。
今回のテーマは「運がいい人になろう!」になります。まわりを見渡してみると、いつも運がいい人っていますよね。そんな人はうらやましい限りですよね。ただ、これについては、あなた自身が運のいい人になることができると思うことが大事です。では、今からいったいどのようにすれば自分が運がいい人になれるかについてのエクササイズをやっていきますよ!!
目次
日頃の行いが運を良くする?
まずお聞きします。あなたは運がいいほうですか? もし、運がいいほうなのであれば、なぜ運がいいのかその理由が分かりますか?よく言われることで「日頃の行いがいいから」という理由がありますよね。確かにそれはあると思います。実際、日頃から他人に親切にしている人は、他人からも親切にされますから運は必然的に良くなります。しかし、他人に親切にしている人でも、「仕事がうまくいかないなあ」とか、「家族との仲がなんかギスギスしているなあ」とか、イマイチ運が良くないなと思えるところがあるのではないでしょうか?
自己イメージを改善する
そこで、自分のイメージについて考えたいと思います。あなたは、どのような自己イメージを持っていますか?実はこれは大半の人が自己イメージに対して結構否定的なイメージを持っています。「自分は本当はダメな人間なんだ」とか「自分は本当は弱虫なんだ」という感じで。だから「ポジティブにふるまうことが大事」というような言葉が出てくるわけです。これは何を意味しているかと言いますと、「自分は本当はダメな人間なんだけど、ポジティブにふるまうことで、立派な人間として評価されるから、本当の自分をさらけ出さないようにしなければならないんだ」と考えているということです。
しかし、これは間違っています。あなたは本当にダメな人間なんですか?弱虫な人間なんですか?誰がそんなことを決めたのですか?
自分がダメな人間だと決めているのは、ほかならず「あなた自身」です。実はこの自己イメージの悪さがあなたの運をイマイチなものにさせている最大の原因になっています。もし、あなた自身が運のいい人になりたいと思うのなら、まずこの自己イメージから変えていく必要があります。
では、今から自己イメージを良くするためのエクササイズをやっていきますよ。
①まず、「私は本当は努力型の人間で、目標を達成するためにどんな努力も惜しみなくやる人なんだ」と考えてください。そして、過去にあなた自身がかなり努力をして成功した事例を思い出してください。「この努力があったからこそ今の自分がある」、「今後もこの努力が生かされて必ず成功することができる」と確信してください。
②次に「私は本当は仕事が迅速かつ丁寧に行うことができる人間で、かつ顧客から絶大なる信頼を得ている人間なんだ」と考えてください。職場であなたは他のスタッフと協力しながら業務をスムーズにこなし、しかも丁寧に仕事をすることから、顧客からかなり喜ばれ、あなたに対し「本当にありがとうございました」という顧客からの感謝の言葉が絶えず降り注いでいるところを想像してください。
③次に「私は本当は誰よりも家族思いで、常に家族を大切にし、家族の誰からも信頼されている人間なんだ」と考えてください。家で、配偶者も子どももみんなあなたのことが大好きで(もし配偶者や子どもがいない場合は今家にいる家族を想像してください。もし、一人暮らしの場合は離れて暮らしている家族のことを考えてください)、楽しそうに会話をし、笑いが絶えず、家族みんなが幸せそうに暮らしているところを想像してください。
いかがですか?このエクササイズをすることで、かなりいい気分になっているのではないかと思います。まさにこれが「あなたの本当の姿」です。もう否定的な自己イメージとはおさらばして、今後はこの理想的な自己イメージを持つようにしてください。
意識の中で常に視覚化していることは現実になる
先ほど、自己イメージを否定的なものから理想的なものに変えるためのエクササイズをやっていきましたが、これの最大の目的は、「意識の中で自分の理想像を常に視覚化すること」になります。これはブログの「◇2. 夢のノートを作ろう!」でも述べていますが、普段から考え続けていることは現実になります。デール・カーネギーは次のように言います。「幸福は、あなたが何を持っているのか、あなたが誰か、あなたがどこにいるのか、あるいは、あなたが何をしているのかで決まるものではない。ただ、あなたが何を考えるかで決まるのだ」と。
ということは、自分の理想像を常に考えていたほうがいいということです。実際、自分の理想像の毎日絶え間なく想像していると、理想像の通りに自分も振舞うようになってくるので、本当に自分自身がその理想像の通りになっていきます。そうすれば、もう幸せな毎日を過ごすことができますよね。このレベルになれば、当然「いつも運がいい状態」になっているというわけです。
これでお分かりですか?結局「いつも運がいい人」というのは、理想の自己イメージを常に持ち、その理想像の通りに行動できている人なのです。
以上になります。今回は運がいい人になるにはどのようなことをしていけばいいかについてのエクササイズをしていきました。前述したように、いつも運がいい人というのは、単純に日頃の行いがいいというものではなく、自分の理想の自己イメージを常に持ち、その理想の自己イメージ通りの人間を演じている人なのです。それによって自分自身が本当の理想の人となっていくわけです。ですから、あなたも今回のようにぜひ理想の自己イメージを持ち、その理想像の通りの人物を演じるようにしてください。それによってあなたは「いつも運がいい人」になることができますよ。では、また次回お会いしましょう!!