◇12. できない言い訳はやめよう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴30年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、目標達成の最大の障害となる恐怖心はどのようにして克服していけばいいかについてエクササイズをしていきました。今回は「できない言い訳はやめよう!」になります。目標達成の具体策をいざ実行しようとすると、なんか尻込みしてやりたくないような気持ちになってしまうことがあるかと思います。そんなときに「今日は時間もあまりないしやめておこう」と、具体策をしないことを選択してしまうと、次の日以降も具体策をやらないままになり、結局目標達成そのものを諦めてしまうことになるのです。

 今回は、どのようにしたらできない言い訳を排除して自分を奮い立たせ、目標達成のための具体策を実行していけるようになるかについて述べていきますよ!!

なぜできない言い訳をしてしまうのか

 ここで考えていただきたいのが、なぜ具体策をやらない言い訳をしてしまうのかということです。今年に入り、私のブログを読んでいただいている方は、最初のブログ「◇1.今年の目標を立てよう!」で目標と具体策を立てていますよね(もし、今回のブログが初めての方はぜひここから読んで目標と具体策を立ててみるようにしてみてください)。ここでたとえば、「私は2025年12月31日には月平均100万円を稼いでいます」という目標を立て、具体策の1つに「毎日読書を15分間行う」と立てたとします。目標と具体策を立てた当初は、やる気に満ち溢れているので、この具体策をきちんとやるかと思います。しかし、日が経つにつれてだんだん具体策を実行するのがしんどくなってきます。特に読書している内容が、自分の専門領域外の分野に関する本であった場合は特にそうなります。そして「やりたくないなあ」という気持ちになったとき、そういうときに限って具体策をやるべき時間帯に別の用事が舞い込んできます。すると、その用事を盾にして「今日は他の用事もできたしやめておこうか」という気持ちになり、その日の具体策をしなくなります。そして、一度やらない状態を作ってしまうと、また同じような理由でやらなくなりますから、結局具体策がここから再開されることはなくなってしまうというわけです。

 あなたも同じような経験をしたことがあるのではないでしょうか?上記の例で申しあげますと、元々は「月平均100万円稼げるようになりたい」という願いからこれを目標にしているわけですが、この願いはどこにいってしまったのでしょうか?その願いも結構強いものなのにどうして続かないのでしょうか?

 ここで考えていただきたいのが、「具体策とはそもそも何なのか」ということです。具体策は目標達成するためになされる手段になりますが、上記の例で言いますと、月平均100万円稼げるようになるために毎日15分間読書をするということですよね。この読書はこの目標を立てるまではやってこなかったこと、すなわち「やりたくないこと」なのです。ということは、「具体策を実行する」=「やりたくないことをする」ということを意味するのです。やりたくないことをやっているわけですから、続かないのが普通になります。まさにこれがやらない言い訳をしてやらなくなってしまう最大の要因となっているのです。

具体策をやめたくなったら目標に返る

 ということは、目標達成のための具体策をやめたくなる気持ちは誰にでも起こるということです。具体策は、そもそもやりたくないことをやっているわけですから当然と言えば当然です。では目標を達成して成功している人はここから何をしているのでしょうか?それは、もう一度自分が立てた目標に返っているのです。前述の例で言いますと、「月平均100万円稼ぐ」という目標に返っているのです。このようにして目標に返ったときに、「なぜこの目標を立てたのか」ということを再度考えるのです。「たくさん稼いで家族にいい思いをさせたい」とか、「もっといい暮らしをしたい」とか「もっといい車に乗りたい」とか「いろいろなところへ旅行に行きたい」とか「世話になった人に恩返しをしたい」など、さまざまな理由があったはずです。特に「家族のために」とか「恩返しをしたい」といった、自分のことよりも「他人のために」という理由はあなたの原動力になっていたのではないでしょうか?人は誰でも自分のためよりも他人のためのほうが強い気持ちが持続します。これを何としても達成したいからこそ、あなたは目標を立てたのではないでしょうか?だったら、具体策をきちんと実行して目標達成していく必要があるということですよね。

具体策を実行することを習慣化する

 このように具体策を実行するのをやめたいと思ったときに目標に返るというのはかなり大事なことになります。ですから常に目標を意識するようにしてください。それができれば具体策を毎日実行するのが当たり前になってきます。そうなると、この具体策を実行するのが習慣化されますので、目標達成にどんどん近づいていけるようになります。ぜひこの毎日具体策をするのが当たり前のレベルになるくらい目標を常に意識してください。

 以上になります。今回はできない言い訳をやめていかに毎日具体策を実行していくかについて述べていきました。前述のように具体策というのはそもそも自分がやりたくないことをやっているわけですから、やめたくなる気持ちが起こるのは当然のことなのです。詩人・書家である相田みつをは言います。「毎日少しずつ、それがなかなかできねんだなあ」と。まさにこの言葉がそれを物語っていますよね。

 具体策を実行したくなくなったら、とにかく「目標に返る」ことです。元々この目標を立てるに至った理由こそがあなたの原動力となり、あなたを奮い立たせるはずです。すると、「目標を達成するために何としても具体策を毎日やっていくぞ!」という気持ちになっていきますよね。その気持ちを持続させて前向きに取り組んでいくようにしてください。具体策実行の向こう側には目標達成が待っています。ぜひ達成に向けて頑張っていきましょう!ではまた次回お会いしましょう!!

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