◇10. 仕事上で遠慮するのはやめよう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴30年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、人生の目標を達成するために立てている計画を、毎日見直していかに自分の技能を短い期間で高めていくかについて述べていきました。今回のテーマは「仕事上で遠慮するのはやめよう!」になります。

 あなたは普段の業務を進めていく上で、本当は自分がやりたいのに変に遠慮してそれをしなかった経験はありませんか?こんなとき、「やっぱりやっておけば良かった」と後悔したり、その遠慮をする癖がついてしまってなかなか積極的に動くことができなくなったりしていませんか?そうなると、毎日仕事をするのが億劫になってきますよね。今回のテーマは、どのようにすれば遠慮することなく積極的に動くことができるようになれるかについてのエクササイズをしていきますよ!!

遠慮によって何が自分にもたらされるか

 まず、あなたが遠慮することによって自分に何がもたらされるのかを考えていきたいと思います。南アフリカ共和国の元大統領で政治家のネルソン・マンデラは言います。「あなたが遠慮しても世界の役には立たないのだ。まわりの人が気後れしないようにと、あなたが身を縮めることは何の美徳でもない」と。これはすなわち、あなたが周りに気を遣って遠慮することは何の意味もないばかりか、あなた自身が損をするということを意味しています。結局遠慮をすることで、あなたは周りから「消極的な人」だと評価され、誰もあなたに価値のある仕事を振らなくなり、だんだんとその場にいるのが辛くなってくるのです。そうなると、その仕事をやめてしまうことにも繋がってきます。ただ、その仕事をやめたところで、あなた自身はその「消極的な姿勢を持ったまま」変わらないので、たとえ別の職場に変わったとしても、また同じ現象が起こるのです。

プラスの自己イメージを持つ

 では、どうやったら「消極的な自分」から脱却できるのでしょうか?これはそもそもなぜ自分が消極的な人になってしまっているかを考えなければなりません。なぜそうなっているのかを今まで考えたことはありますか?それはあなたが「自分は消極的な人」だというマイナスの自己イメージを持っているからです。

 自分の意識の中の自己イメージというのは、かなり強烈に自分自身に反映されていきます。すなわちあなたが自分自身を「仕事が遅い人」とか「顧客にあまり信頼されていない人」というマイナスイメージを持っていると、その通りの「仕事が遅くて顧客から信頼されていない」自分になっていくのです。逆に「仕事が迅速かつ丁寧な人」とか「多くの顧客から信頼されている人」というプラスイメージを持っていると、これもその通りの「仕事が迅速かつ丁寧で多くの顧客から信頼されている」自分になっていきます。ということは、「消極的な自分」というのは、あなた自身が自分で作りだした「マイナスの自己イメージ」ということにほかならないということです。そうであるならば、そのマイナスの自己イメージを完全に払拭してプラスの自己イメージに置き変えていけば、あなたは積極的な人に変貌できるということなのです。

積極的な人に変貌するためのエクササイズ

 では、今からあなたが積極的な人に変貌するためのエクササイズをやっていきますよ!今から申し上げることを頭の中でしっかりイメージするようにしてください。

①まず、あなたは誰よりも仕事ができる人です。仕事を始める前に必ずその日の計画を手帳に書き出し、それぞれの業務に優先順位をつけています。どの業務に何時何分から何時何分までどれだけの時間をかけてやっていくかを15分刻みのスケジュールできちんと決めています。そしてそのスケジュール通りに業務を進めることによって、あなた自身が極めて迅速かつ丁寧な業務ができているところを想像してみてください。

②次に、あなたが迅速かつ丁寧な業務を進めることによって、顧客から絶大なる信頼が寄せられるようになっているところを想像してみてください。

③業務を迅速にこなせるスキルを得たあなたは、時間的に余裕ができている状態になっています。そこで、上司から部署全体の人に「誰か〇〇の業務をやってくれる人はいないか?」という言葉を投げかけたとき、あなたはちょうどその業務をやってみたいと思っていたところだったこともあって、「はい、私がやります」と積極的に手を挙げてその業務を引き受けます。

④やりたい業務を引き受けたあなたはますます仕事に対してのモチベーションが上がり、その業務も迅速かつ丁寧にこなしています。

⑤業務レベルが向上し、多数の顧客からの信頼を得られるようになったあなたに、会社からその部署のトップにならないかという昇進の話が舞い込み、それが実現します。

⑥部署のトップになったあなたは、部下のスキルが向上していくことを常に考えた適材適所の仕事の割り振りを部下に対して行い、部下からも絶大なる信頼が得られるようになります。

⑦顧客からも部下からも信頼を得られ、年収も大幅にアップするようになったあなたは、本当に幸せな気持ちで満たされて毎日の業務に励んでいます。

 いかがでしょうか?仕事に対する自信がかなり出てきたのではないでしょうか?まさにこれこそが本来のあなたの姿です。今までのあなたがつくり出した「消極的な自分」というのは、あなたが作り出した虚像にすぎません。上記の理想の自分を意識の中で絶えずイメージすることによって、その理想像が本当にあなたの現実の姿へとなっていくのです。ですから今からは上記のような「理想の自分」を自己イメージとして常に持つようにしてください。

 以上になります。今回は「消極的な自分」のイメージを払拭し、「理想の自分」を自己イメージとして自分の意識の中で想像することによって、仕事上で遠慮するという行為を行わないようにするためのエクササイズをやっていきました。今回のエクササイズで、自己イメージにプラスイメージを持たせていくことがいかに大事かが理解できたかと思います。

 ですから今からあなたは常に「理想の自分」を意識するようにしてください。そして、その理想の自分を演じてください。それによってあなたは本当に理想像通りの人物になっていきます。今後、あなた自身がどこに行っても大活躍できるように、今回のエクササイズをしっかり生かすようにしてみてください。では、また次回お会いしましょう!!

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